29Apr

藤沢市 茅ヶ崎市の不妊専門治療室 ファンクショナルマッサージ治療室の粟木原です。
ぼくの直筆の絵をみてください!受精卵は比較的早い時期に内膜に潜ろうとします。
とくにアシステッドハッチングして受精卵は、かなり早期い内膜に潜ろうをします。
そこで体外受精において移植直前にできることがあります。
今日は体外受精の直前になにをすれば良いか?
着床しやすい条件をつくるアプローチとして
①子宮平滑筋を緩める
②内膜を厚くする
③子宮の血流を移植直前に多くする
この三つが挙げられます。
①③の子宮平滑筋を緩めるですが、当院では移植当日に「高周波(ラジオ波)」で子宮のみを温めます。
子宮の平滑筋は暖かくなると緩みますし、移植直前の血流を上げることは、子宮内膜や子宮周辺の毛細血管を開き
卵が内膜に潜りやすくなることは想像しやすいかと思います。
このあたりの理論は、ファンクショナルマッサージ治療室の10年以上の経験から間違いがありません。
体外受精で移植直前になにをすれば着床率があがるか?
ずっと考え続けて今の形があります。
②の内膜を厚くするですが
この準備だけは、移植直前では間に合いません。
内膜に血液をたくさん送ってあげると、子宮内膜は当然厚くなりやすいですが移植直前ですと命令であるエストロゲンが少なくなっているので、
そこから厚くするには遅いです。
内膜を厚くする必要がある方は、移植前周期の排卵周辺から準備を始めるのが良いかと思います。
内膜が厚くなる要因として、
「エストラジオール(E2)」➕「材料(血液)」
ようするに、「命令」➕「材料」なので、内膜を厚くする努力は、命令であるE2が出ている時期に早めにやる必要があります。
体外受精直前に子宮を暖かくするアプローチはとても有効です。
体外受精を頑張っている方!
着床しにくい方!
着床障害などと言われている方!
まずは、着床しないと何も始まりません。
移植直前にできることがあります。
ぜひご相談ください。